井月の映画「ほかいびと」11月上映へ
漂泊の俳人、井上井月を題材にした映画「ほかいびと」が11月23日から5日間、伊那市の旭座劇場で上映されることが決まりました。
18日は映画「ほかいびと」の北村皆雄監督と井上井月顕彰会の堀内功会長が記者会見を開きました。
映画「ほかいびと」は初日となる11月23日に限り、無料で3回上映される予定です。
北村監督は、映画上映をきっかけに、伊那にゆかりの俳人、井月の評価が高まればと話します。
また18日は、北村監督がいなっせで井月や映画について講演しました。
北村監督は、なぜ井月は伊那へ来たのか、出身はどこか、なぜ30年も放浪生活を送り、その中で自身の事を多く語らなかったのか、という疑問に、自分なりの答えを映画の中で表現しているという事です。
北村監督は、「伊那の風土、自然の中で井月を描くために4年の歳月をかけた。今改めて、井月を受け入れた、当時の人と人との繋がりをもう一度見直す必要があると思う」と話していました。