経営者を対象に防災講演会
事業継続計画を学ぶ
災害時の企業経営継続のための計画について考える講演会が24日夜、伊那商工会館で開かれました。
この日は、伊那市を中心に、市内外から経営者などおよそ70人が集まりました。
これは、伊那商工会議所青年部が、東日本大震災を受け、災害について考えてもらおうと開いたものです。
この日は、東京工業大学・都市地震工学センター特任教授で経済学博士の丸谷浩明さんが講師を務め、震災を踏まえた事業継続の計画について説明しました。
丸谷さんは「企業にとって重要な業務を最初に復旧させられるような計画が必要。復旧を最優先する業務を選び、二重化しておくなどの準備が大切」と話していました。
丸谷さんは「被災すれば今と同じ経営ができなくなるのは当然のこと。被災後も事業を継続していくためには、コストや他企業との差別化を捨て、復旧に重点を置くという価値観をもつことが重要」と話していました。
また、会場の外では否商工会議所青年部が被災地支援のリストバンドを販売し、訪れた人が購入していました。
リストバンドの売上は、全額、日本赤十字社を通じて全額被災地に届けられることになっています。