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来年度のニホンジカ捕獲計画数 5倍の5,600頭

上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会

来年度のニホンジカ捕獲計画数 5倍の5,600頭

 上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会は、今年度のニホンジカの捕獲計画数を昨年度のおよそ5倍の5,600頭とすることを決めました。
 28日は、伊那合同庁舎で会議が開かれ、今年度の事業計画を決めました。
 今年度は、特に被害の大きかったニホンジカの捕獲計画数について、昨年度のおよそ5倍となる5,600頭としました。
 これは、今年度県がニホンジカを適正な生息数にするために5か年計画で策定した、第3期特定鳥獣保護管理計画に基づいて決められたものです。
 計画数に近づけるため上伊那猟友会では今年度新たに、簡易的な囲いワナを作成し捕獲していきます。
 猟友会の高齢化が進んでいるため、負担を減らそうと行われるもので、現在伊那市高遠町と駒ヶ根市に試験的に設置されています。
 委員で、上伊那猟友会の竹入正一会長は「捕獲数が増えることで残さの問題がでてくると思う。焼却施設の建設など、市町村の協力が必要となってくると思う」と話していました。
 昨年度上伊那地区の農林業への被害額は、前の年よりおよそ1千万円多い1億9,700万円でした。
 特に伊那市では、ニホンジカによる被害が650万円、サルによる被害が560万円と、それぞれ増加しています。

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