信州機能性食品開発研究会 総会
信大農学部や県内の食品メーカーなどでつくる信州機能性食品開発研究会の総会が29日に開かれました。
信州機能性食品開発研究会は、県内の41の企業や信大農学部などでつくる会で、機能性食品の開発や情報交換を目的としています。
総会では、今年度3回の研究会を開くほか、機能性食品の開発などに関する相談や共同研究のため大学と会員企業との連携をさらに進めていく事などか確認されました。
また、この日は、機能性食品という概念を作った元東京大学教授で食品化学を専門とする荒井綜一さんが講演しました。
機能性食品は、フラボノイドや食物繊維などを含んだ、病気予防を目的につくられた食品で、国の審査を受けたものが特定保健用食品と表示する事ができます。
荒井さんによると、国が特定保健用食品と認めたものは、現在1,000種類ほどで、そのうちの10%ほどしか市場に出回っていないという事です。
荒井さんは、「味噌や納豆、ヨーグルトなど伝統的発行食品には機能性が潜在している。それを掘り起こしていく必要がある」と話していました。