江副行昭さん熔壌ガラス展
伊那市長谷のガラス工芸家、江副行昭さんの熔壌ガラス展が30日から、伊那市坂下のはら美術で始まりました。
会場には、熔壌ガラスの花入れやワイングラスなど未発表の作品を中心におよそ100点が展示されています。
熔壌ガラスは、土とガラスを混ぜておよそ1500度の高温で溶かして作られます。
江副さんは、ガラス工芸に携わって55年、高遠に工房を構えて30年が過ぎ、現在は長谷で制作に取り組んでいます。
新作の一つの花入れは、長谷の分杭峠のゼロ磁場の土と広島県の寺院、大聖院のかまどの土を混ぜて溶かした作品です。
今回は新作だけでなく、50年以上前に作られた花入れや、20年以上前に作った熔壌ガラスの作品なども並んでいます。
江副行昭さんの熔壌ガラス展は7月5日まで、伊那市のはら美術で開かれています。