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伊那市西箕輪上戸の埋め立て廃棄物を試掘

伊那市西箕輪上戸の埋め立て廃棄物を試掘

 伊那市西箕輪の上戸地籍に、伊那市が40年以上前に廃棄物を埋め立てていた問題で、市は廃棄物の土壌汚染調査のための試掘を1日、現地で行いました。
 調査は、土壌汚染などの影響がないか調べるために行われました。
 作業開始から30分。40年間埋められていた廃棄物が姿を見せました。
 廃棄物は、今年3月に住宅建築の造成工事の際に見つかったもので、その後の調べで市が40年以上前に埋めた物だと分かりました。
 およそ1,000平方メートルに800トンの廃棄物が埋まっているとされています。
 1日は、事前に行った地下レーダー探査の結果を基に、およそ60立方メートルの土を掘り起こしました。
 埋められていた廃棄物は、瓶や缶、プラスチック容器にタイヤなど様々です。
 作業を見守った付近の住民は「信じられない光景を目の当たりにした。25年以上この上に住んでいたと思うとぞっとする。健康に影響がないか知りたい」と話していました。
 調査を行うため、掘り出した廃棄物と土から土壌分析の専門業者が、サンプルを採取しました。
 伊那市では、7月末までに分析を行い、結果を周辺住民に報告し、今後について協議していくとしています。

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