上伊那鳥獣被害対策協議会発足
野生鳥獣による農作物などへの被害防止について広域的に取り組もうと、上伊那鳥獣被害対策協議会が1日、発足しました。
1日は、伊那市役所で設立総会が開かれ、上伊那8市町村の理事者やJA上伊那など関係者およそ30人が出席しました。
会長には、伊那市の白鳥孝市長が選ばれました。
協議会は、国が進めている鳥獣被害防止総合支援事業の補助金をうけるため、これまで各自治体で行ってきた事業を広域的に取り組もうというものです。
総会では、今年度の事業計画を決めました。
協議会では今年度、各自治体が進めてきた個体数調整や指導者の育成などを引き続き行います。
今後は、食肉加工施設の設置などについても検討していくとしています。
白鳥会長は「野生鳥獣による被害が増えれば、農業離れや遊休農地の拡大につながる。情報交換などをして連携をとり、対策をとっていきたい」と話していました。