南アの開拓者 竹沢長衛を偲ぶ
北沢峠のレリーフ前で長衛祭

南アルプスの開拓者、竹沢長衛を偲ぶ、長衛祭が2日、伊那市長谷と山梨県境の北沢峠で行われました。
北沢峠には、竹沢長衛の功績を称えるレリーフが岩肌に飾られています。
長衛は長谷出身で南アルプスの登山道整備や山小屋の建設など南アルプスの開拓に尽力してきました。
長衛祭は、その功績を称えようと長衛が亡くなった翌年から、登山愛好者などでつくる実行委員会が始めたもので今回で53回目となります。
2日は、長衛の親族や登山グループなどおよそ140人が集まりレリーフの前に花を手向けていました。
訪れた登山者らはその遺徳を偲ぶとともに、登山の安全を願っていました。
南アルプスはこれから、本格的な夏山シーズンを迎え、多くの登山客で賑わいます。