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地域医療再生計画変更を決定

看護師奨学金制度 新設へ

地域医療再生計画変更を決定

 上伊那地域医療再生推進協議会が7日伊那市のいなっせで開かれ、新たに看護師等奨学資金貸与制度を設けるなど、地域医療再生計画を変更することが決まりました。 
 5回目の上伊那地域医療再生推進協議会が開かれ、計画変更の内容が示されました。
 それによりますと、看護師確保のため、新たに看護師等奨学資金貸与制度を設けます。
 看護師や准看護師の学校の学生には月額3万円、通信過程の学生には月額4万円を貸与します。
 卒業後、上伊那地域内の医療機関に3年間継続して勤務した場合、奨学金の返還が免除されます。
 今年の秋に募集を始め、対象者には今年度4月分から奨学金が貸与され、今年度の事業費は1200万円です。
 また、上伊那医師会附属准看護学院の実習室を拡充します。
 伊那市狐島の現在地に新築し、実習ベッドを現在の6台から10台に増やし、1学年40人の定員に対応します。来年度中に建設し、利用を開始したいとしています。
 内視鏡手術トレーニングセンターは、研修センターとし、実験用動物は使わず、シミュレーションで行う施設に変更します。
 建設地は伊那中央病院南側で、今年度中に着工する予定です。
 また、昭和伊南総合病院の2次救急維持のための医療機器整備事業として、5000万円を追加します。
 この日の会議で計画変更が決定したことから、今後、9月県議会に補正予算を計上します。
 計画の変更については、今後開かれる県の医療審議会に報告するということです。

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