長野県の遺跡発掘速報展
長野県内で昨年度発掘した遺跡の調査結果を公開する長野県の遺跡発掘速報展が、伊那市の伊那文化会館で7日から始まりました。
長野県埋蔵文化財センターが行った発掘調査の速報展で、北信や東信など県内19の遺跡の出土品380点が展示されています。
このうち千曲市の千田遺跡では、過去に行った発掘の出土品を整理する作業によって、およそ200点の土偶が確認されました。
一つの遺跡で200点もの土偶が確認されるのは珍しいということです。
今回は頭、胴体など部分ごとに100点が展示されています。
会場には、千曲市の社宮司遺跡から出土し、今年3月に新しく県宝に指定された木製の仏塔「六角木幢」のレプリカも展示されています。
この遺跡発掘速報展は31日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。会期中、遺跡調査報告会が10日午後1時半から伊那文化会館小ホールで開かれる予定です。