男女共同参画社会づくりをめざして市民のつどい
お互いの人権尊重をアピール
男女共同参画社会づくりを目指す「2005伊那市民のつどい」(市・実行委員会主催)が22日、市役所であった。各区、女性団体などから約140人が出席。「男女がお互いに人権を尊重し、自由な選択に影響を及ぼさないように配慮する」など3項目をアピールした。
4月に市男女共同参画推進条例が制定され、市民、事業者、教育関係者らが自らの問題として認識し、行動できる取り組みが必要となっている。
あいさつに立った宮原達明実行委員長は女性の消防団員や区会議員の登場に「着実に前進している」としながら、女性の意識の変革も求めた。
分散会では「地域と家庭で考える男女共同参画」をテーマに意見を交換。区会議員の選出方法の話題に「まずは女性も出かけて勉強し、活動に加わる」という意見も出ていた。
また、講談師宝井琴桜さんが「女もいきいき、男もいきいき」と題して基調講演。講談界で初めて女性真打ちに昇格した宝井さんは、先輩から「お嫁に行くのが幸せ。やめなさい」と言われた経験を交え「やってみなければ、わからない。性別で決めるものでない」と張扇をたたきながら話した。