トレイルビルダーの挑戦
トレイルビルダー。それは山の斜面を整備しマウンテンバイクのコースをつくる人を言います。
名取将さん35歳。
諏訪郡富士見町出身の名取さんは伊那市長谷の鹿嶺高原を訪れた際、コースをつくるには、最適な山だと感じ行政や地域住民の理解のもと、4年前から整備を始めました。
鹿嶺高原をMTBのメッカに
去年、住所を長谷に移し、山でコース案内をするガイドの仕事をしながら、整備にあたっています。
4年かけてつくったコースは、およそ30キロ。
重機を入れることができないため全てが手作業です。鹿嶺高原をマウンテンバイクのメッカにしたいと話す名取さん。
MTBの魅力は爽快感
学生の頃マウンテンバイクに出会った名取さんは、山の上から一気に下る爽快感とあらゆるテクニックを使って難しいコースを走り切ったときの達成感が忘れられないと言います。
「80キロのコースをつくりたい」
コースに大きな石がある時など、丸1日かけても数メートルしか整備できないこともあります。
名取さんは地域住民や行政の協力を得ながら、作業にあたっていて将来的には80キロのコースをつくりたいと話しています。