県内に初「高温注意情報」発表
伊那消防署「熱中症」注意呼びかけ
長野地方気象台は、熱中症への注意を呼びかける高温注意情報を、14日、初めて発表しました。
高温注意報は、節電への呼びかけなどが行われる中で、熱中症への注意を呼びかけようと、気象庁が13日から始めたものです。
県内で、35度を超える予報がでた場合、注意情報が出るということで、14日、県内に始めて注意報が発表されました。
14日の伊那市の最高気温は、34度で、今年最高を記録しました。
また、7日連続の真夏日となりました。
伊那消防署によりますと、7日は、1人の熱中症患者を搬送しました。
6月29日以降、管内で9件の熱中症患者が発生しているということです。
傾向としては、75歳以上の高齢者と、10代の若者に熱中症が多いということです。
また、屋外、屋内での発症は、半々だということです。
伊那消防署では、「熱中症になると、頭痛、吐き気、体がだるいなどの症状が出て、最悪の場合は死にいたることもある。まずは、睡眠・食事をしっかりとり、体調を整える、水分・塩分を十分に補給するなどの対応をしてほしい」と話しています。
また、伊那消防署では、気温32度以上、湿度70%以上が、熱中症になりやすい条件だとして、少しでも体調がおかしいと感じたら、早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。