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男女共同参画社会に向けて

町推進委員会が研究集会

 高遠町男女共同参画推進委員会(伊藤のり子委員長)は21日夜、第3回研究集会を町総合福祉センター「やますそ」で開いた。松本大学総合経営学部助教授の白戸洋さんが「ほんわかあったかい地域づくり 女性と男性のきょうあした」と題して講演。委員や地域住民約80人が集まり、共同社会の確立からなる地域づくりの重要性に理解を深めた。
 男女共同参画は「住みやすさにつながる」とした白戸さんは「地域のために考えるのではなく、自分がどう生きるか考えることが、地域づくり」と強調。「意識が行動を変えることはない。行動が意識を規定する。まずは何かをやり始めることが大切」と、地域再構築のための意識変えの必要性を訴えた。
 男女共同参画について、「人は一人では生きていけない。共に生きていくことが重要」とし、「人口の半数の女性を取り除けば、社会が成り立たないことは当たり前。性別や人種関係無く、一人の人間として考え、その人の個性を生かしていく発想をもち、共生社会として考えるべき」と述べた。
 伊藤のり子委員長は「男女間の性差を感じることが少なくなってきた。互いに思いやりの気持ちを持って良い人生を送ってもらいたい」とあいさつした。

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