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外国人の不安解消へ 原発講演会

伊那国際交流協会が開く

外国人の不安解消へ 原発講演会

 NPO法人 伊那国際交流協会は多くの外国籍住民が震災や原発事故に対して不安を持っていることから、13日夜、伊那市の創造館で、講演会を開きました。
 13日夜は、伊那国際交流協会の会員や、一般など20人ほどが参加しました。
 伊那国際交流協会によると、東日本大震災後、原発事故の影響についてなどの問い合わせが数多くあったということです。
 本国の家族から日本にいると危険なので帰国するようにと家族からいわれる外国籍住民もいるということで、協会では、不安を解消してもらおうと今回講演会を開きました。
 講師を担当したのは、協会の会員で、チェルノブイリ原発事故への救援を25年間にわたり続けている伊那市富県の小牧崇さんです。
 小牧さんは、「放射能は、風や雨によって運ばれる」と話しました。
 チェルノブイリ事故で放射能に汚染された地域と日本地図を重ね合わせ、もし、浜岡原発で事故が起きたら、関東一体が汚染地域になる可能性があることを示しました。
 また、チェルノブイリでは、車などが汚染地域から地域外に出るときは、水で洗浄されていた事を示し、日本の対応の遅れを指摘していました。
 会場では、中国語とポルトガル語で、外国籍住民に対して通訳も行われていました。
 国際交流協会では、講演会を通して、正しい知識を身につけ、少しでも安心してもらいたいと話していました。

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