箕輪町遺族会 中学生を対象に戦争を語り継ぐ講演会
辰野町の長久寺の住職岩波昭賢さんが語る
箕輪町遺族会は、中学生を対象に戦争を語り継ぐ講演会を19日、箕輪町社会体育館で開きました。
講演会は、箕輪町遺族会が戦争を語り継ぎ、平和について考えてもらおうと毎年開いているものです。
講演では、太平洋戦争に参加した辰野町の長久寺の住職、岩波昭賢さんが自身の体験を話しました。
講演で岩波さんは「軍用列車に乗り込む際、当時通っていた学校の校長先生が、『生きて帰ってこい』と他の人に聞こえないように言って送りだしてくれた。その言葉が今でも心に残っている」と話しました。
他に「お釈迦様は喧嘩を売られても腹を立てることはなかったとされている。喧嘩を買わなければ争いは起きないということを忘れてはいけない」と話していました。
遺族会では、「講演を聞いて自分なりに平和について考えるきっかけになればうれしい」と話していました。