独創的な学びこれからも
高遠高校創立80周年記念式典
高遠高校は、町立高遠実業補習学校として1926(大正15)年に創立以来80周年を迎えた。22日、高遠町の同校で記念式典があり、生徒や教職員をはじめ、同窓会員、地域住民ら関係者500人余が出席して節目を祝った。
オープニングで各コースの活動発表があり、芸術コースの音楽専攻の生徒が、地元の高遠やますそコーラスとともに合唱を披露して花を添えた。
北原領一式典実行委員長はあいさつで「創立以降、いく変遷をたどりながらも、高遠藩学進徳館の実学の精神を継承し、県内の高校と足並みをそろえてきた」と80年の歩みを振り返り、これからも独創的な高校であることを願った。
清水國利校長は「歴史や伝統を引き継ぎ、栄光のいしずえを確立できるよう、地域の思いを受けとめて、学力や社会力を身につける生徒の育成を目指したい」と述べた。
生徒会長の北原直樹君は「各界で活躍している先輩方を誇りに思い、自分たちもあらゆる場で活躍できるように励みたい。また、堅実で有意義な生活を送り、良き伝統を継承して、更なる発展に尽力したい」とあいさつした。
2部では、同校卒業生(23期生)で、舞台演出家の高島勲さんの講演「私の生い立ちとオペラの仕事」があった。