天竜川河川激甚災害特別緊急事業工事 完了
18年豪雨から5年
平成18年の豪雨災害により進めてきた天竜川河川激甚災害特別緊急事業工事が完了しました。
22日は、伊那市の天竜川・三峰川合流点で完成式が行われ、関係者およそ50人が完成を祝いました。
事業は、18年豪雨と同様の水害にも耐えられるようにと、平成18年度から平成22年度までの5か年計画で天竜川上流河川事務所が進めてきました。
18年豪雨では、箕輪町の北島で堤防が決壊するなど18箇所で被害が発生しました。
整備区域は、辰野町の昭和橋から伊那市の中央橋南側までのおよそ20キロで、総事業費は84億円です。
区域内の改修が必要と思われる箇所で、河川の掘削や護岸工事などを行ってきました。
式で白鳥孝市長は、「地域の安全の為に今後も、天竜川事業の促進と事業費の確保に努めていきたい」と話していました。
22日は、工事の完成を祝い天竜川にアユの稚魚およそ1,200匹が放流されました。