教諭が保育園で体験研修
伊那市の小学校教諭による保育園での1日体験研修が27日から伊那市内の保育園で始まりました。
この研修は小学校に入学したばかりの1年生が学校生活に早く慣れるためには、どうすればよいかを考えるきっかけにしようと伊那市教育委員会が行ったものです。
この日は、市内の女性教諭が、東春近南部保育園で園児らと1日を過ごし、学校生活との違いを体験しました。
女性教諭は、「保育園は、時間に縛られず、のびのび生活しているが、小学校では時間が決まっている。
入学してから時間の決まった生活に慣れていくことは大変だと思う。」と話していました。
この取り組みについて、伊那市の久保村清一教育長は、「体験で得たことを児童の教育過程の編制と実施に活かしたい」と話します。
伊那市では、保育士の小学校体験研修実施も互いの連携強化に努めています。
研修は小学校の夏休み期間中行われることになっていて、市内およそ250人の教諭のうち91人が参加を予定しています。