ミヤマシジミ観察会
絶滅危惧種に分類されている蝶、ミヤマシジミの観察会が、伊那市横山の繁殖地で30日開かれました。
ミヤマシジミは、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類に分類されています。
伊那市横山の中村新一さんが所有する水田のあぜにミヤマシジミが繁殖していて、中村さんと地元の老人クラブ、子供会が観察会を開きました。
水田のあぜには、ミヤマシジミの幼虫が食べる唯一の植物、コマツナギが生えています。
中村さんは3年前にミヤマシジミを知り、コマツナギを残してあぜの草刈りをするなど繁殖の環境を守ってきました。
観察会に参加した人たちは、2、3センチほどの大きさのミヤマシジミを探して写真に撮るなどしていました。
中村さんは今後、ミヤマシジミを守る会を立ち上げ、保護活動をしていくということです。