追悼将棋大会 林朝治杯開催
1986年、昭和61年から25年間、日本将棋連盟上伊那支部の支部長を務めた林朝治さんの追悼将棋大会が31日、伊那市の中央区公民館で開かれました。
将棋アマチュア5段で、25年間日本将棋連盟上伊那支部の支部長を務めた林さんは、今月27日に入院先の病院で亡くなりました。
84歳でした。
その林さんを追悼する第1回林朝治杯将棋大会が開かれ、小学生から一般までおよそ30人が参加しました。
用意された優勝カップは生前林さんが上伊那支部に寄贈していたもので、大会開催のあいさつや、カップの授与を行う予定でしたが、かないませんでした。
現在上伊那支部の支部長を務める荻原文博さんは、小学生など将棋人口の底辺拡大など林さんの功績は大きいと話します。
林朝治杯は、有段者、一般、小学生の3つの部門に分かれて行われ、参加者は、盤上で熱い戦いを繰り広げていました。
大会の結果、有段者の部では、アマチュア4段で18歳、南箕輪村の太田啓介さんが、第1回林朝治杯の優勝者となりました。
太田さんは、10年ほど前から上伊那支部に入り、林さんの指導を仰いできました。
日本将棋連盟上伊那支部では、林さんの功績を称え伝えるために、この大会を毎年開催していくということです。