福島の小学生を送る会
5日から伊那市で、夏休みを過ごしていた、福島県の小学生を送る会が、8日、伊那市の荒井区事務所で開かれました。
送る会には、原発事故の影響で避難している福島県大熊町の小学生の代表2人等が出席しました。
今回の伊那市への滞在は、震災で被災した福島の子ども達に楽しい夏休みを過ごしてもらおうと、市内のボランティア団体、市民ネットワーク伊那が企画したもので、およそ70人の子供が招待されまし。
6日に行われた、伊那まつり市民おどりでは、荒井区の踊り連に入り、まつりに参加しました。
大熊町の小学5年生高宮美月さんは「伊那まつりで踊った事がとても楽しかった。今度は同世代の子ども達と交流したいです」と話していました
荒井区の武田治区長は「今回の訪問をきっかけに、荒井区と大熊町、会津若松市の結びつきを深めていきたい」と話していました。
会津若松市子ども育成会連絡協議会の新井田萬壽子会長は、「子どもたちは、伊那まつりに参加し、心にのこる思い出を持ち帰る事ができた」と話していました。
送る会では、荒井区の区民や商店主などから集めた義援金58万2千円と、お米30キロが子ども達に手渡されました。