山岸吉雄さん木版画展
趣味で木版画に取り組んでいる伊那市長谷の山岸吉雄さんの木版画展が11日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には多色摺りの木版画およそ60点が展示されています。
作品のほとんどは、身近にある山と民家を題材にしています。
山岸さんは、およそ30年前から、独学で木版画に取り組んでいます。
作品にする絵を部分ごとに板に彫り、色を変えて何回も摺るため、時間と根気のいる作業だということです。
作品の一つ「月照仙丈」は、月の光で山が浮かび上がった光景を見て、どうしても作品にしたいと取り組んだ、お気に入りの1枚ということです。
山岸さんは、「作品に自分の色の世界を出せることが魅力。板から絵ができる、日本の伝統美術を知ってほしい」と話していました。
山岸さんの木版画展は20日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。