「上伊那は負担求められない」
リニア新幹線中間駅の地元負担は・・・
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は、リニア新幹線の県内中間駅の地元負担について、上伊那が求めていたBルートでなくCルートに決まったので、上伊那に負担が求められることはないと考えているとの認識を26日示しました。
伊那市役所で開かれた上伊那広域連合の8月定例会で、議員の質問に答えました。
その後の取材に対し白鳥連合長は、どの自治体も財政運営が大変で、負担を求められてもはいそうですかとはいかない。もともと国が関与してこなかったことが、具体的な話になる時の混乱につながる。
ただ、現段階としては、飯田下伊那地域が現JR飯田駅併設を求めている中で、リニア駅の位置問題がどう決着するかが先決。
駅の建設費をどうするか議論するのは、時期尚早とも述べました。
地上駅なら350億円とも言われているリニア中央新幹線の中間駅建設について、建設主体のJR東海は、地元負担としていますが、地元とはどこを指すのか明確にはなっていません。
リニア建設をめぐっては、今後中間駅の建設が大きな課題となる見通しで、一貫してBルートを主張してきた白鳥市長が、中間駅建設に関して公の場で考え方を示したのは、この日が初めてです。