被災地派遣の市職員が活動報告
東日本大震災の被災地に派遣されていた伊那市の職員が、24日夜、市役所で活動報告会を開きました。
これは、伊那市の職員同士が業務上の知識を学びあう自己啓発ゼミナールの一環で開かれました。
会場には、110人ほどの市職員が集まり、活動報告を聞きました。
報告したのは、岩手県陸前高田市に保健支援活動で派遣された支援隊と、宮城県石巻市に行政事務支援活動で派遣された支援隊のメンバーです。
陸前高田市に派遣された、健康推進課の下平 節美係長は、「業務別に、色の違うゼッケンをつけて、誰が何をするために派遣されているかが一目瞭然だった。毎日夕方に支援隊同士のミーティング、毎週水曜日にフリートークが行われていて、課題や疑問などの情報交換ができ、有意義だと感じた」などと、発表していました。
ゼミを開いている総務部では、「伊那市でもいつ災害が発生するか分からないので、情報を共有しあい、伊那市の防災に役立てたい」と話していました。