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信州大学農学部で公開講座

信州大学農学部で公開講座

 南箕輪村の信州大学農学部で27日、公開講座が開かれ、参加者が大学の講義を受講しました。
 公開講座は、地域に開けた大学を目指して信州大学農学部が毎年開いているもので、6人が参加しました。
 この日は「果実・野菜の食品科学」をテーマに、信州大学大学院農学研究科の教授らが指導にあたりました。
学科と実習が行われ、学科では農学研究科の浜渦康範准教授が野菜、果物の健康機能について説明しました。
 浜渦准教授は「多くの動物と違い、人間は体内でビタミンCをつくることができない。そのため人間にとって栄養分が豊富な野菜を摂取することはとても重要なこと」と説明していました。
 実習では品質測定の実験が行われ、野菜の色や糖度、酸味の数値を測定していました。
 農業を勉強しているという参加者の男性は「機器を使って様々なものの測定ができることがわかり勉強になった。勉強の励みになりました」と話していました。
 信州大学大学院農学研究科の藤田智之教授は「まったく未知の世界の研究をしているわけではなく、身近にあるものの一歩踏み込んだ世界を研究している。そういった世界を少しでも体感してもらえて良かった」と話していました。
 信州大学農学部の公開講座は、次回、10月に開かれることになっています。

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