高遠町長藤で水路から土砂流出
昨夜の雨により、伊那市高遠町長藤では、3か所で水路の水があふれ出る被害が発生しました。
このうち、栗田では、公民館や工場の敷地に、土砂が流れ込む被害が発生しました。
28日早朝、地区住民およそ20人が出て土砂を取り除いたり、水路の点検をしていました。
総代の伊東修さんは「今回の土砂流出は、去年、水路を改修した場所より下流で発生している。これから台風シーズンを迎え、雨に対して不安がある。市に対しては早急に対策を取るよう、お願いしていきたい」と話していました。
国道152号線に土砂
長藤の国道152号線では、水路がつまり、土砂が道路に流れ出す被害が発生しました。
現場では、28日午前2時頃から重機等を使い、土砂を取り除く作業が行われ、28日午前10時に完了しました。
道路を管理する伊那建設事務所では、当面の間、沢の土砂が不安定の為、現場では片側通行を継続するという事です。
伊那市の発表によりますと、高遠町長藤地区では、27日午後11時から、2時間の間に、62ミリの雨が降ったという事です。
市では、「これまでの雨により、地盤がゆるんでいる可能性がある。
今後少しの雨でも、土砂崩れが起きる可能性があるので、気をつけてほしい」と注意を呼び掛けています。