11月に日本最大の和太鼓コンサート
練習に気合入る
全国の太鼓奏者が集結する和太鼓コンサート「太鼓ワールド ドド御祭(おんさい)」が11月27日、県伊那文化会館で開かれる。練習は最終段階に入り、出演者に気合いが入っている。
コンサートには県内をはじめ、福島県、東京都、京都府など全国から50チーム、約500人が出演。
東京国際和太鼓コンサートで入賞した伊那市の「颱人(だうと)」「大太」、茨城県の「みのり太鼓」などそれぞれの持ち味を生かしたグループ演奏と合同演奏の2本柱を織り交ぜ、舞台を作り上げる。合同演奏では、太鼓指導に当たる北原永さん=伊那市=が作曲した「夏まつり」を総勢250人でたたくほか、八丈太鼓節を聴かせる「荒波」、若手を中心とした「天地」などを用意。初めて見る人にも楽しめる演出という。
実行委員会制作部の渡辺泰徳さんは「和太鼓が盛んで、技術レベルも高い伊那谷から全国へ発信したい」と話し、今後も数年に1度のペースで開きたいとしている。
23日には、伊那市西春近の「まつり工房」で合同演奏の練習があり、福島県、東京都、愛知県などから約140人が集まった。
一曲たたき終えると、息が上がるほどで、出演者は本番に向けて熱心に取り組んだ。
このコンサートは「まつり工房」が全国各地で太鼓指導に出向いていることがきっかけ。さまざまな地域で、同じ曲目が普及してきたため、中・南信の太鼓グループで実行委員会を組織し、1年ほど前から準備を進めてきた。
当日は午後1時開場、1時半開演。入場料2千円(全席自由)。チケット販売は好調で、希望者に早めの購入を呼びかけている。
チケットなどの問い合わせは、まつり工房内の実行委員会(TEL78・6662)へ。