秋原監督 高遠でロケ
映画「一遍上人」11月7日高遠で撮影
祖父が伊那市高遠町出身で東京都在住の映画監督秋原正俊さんが、来年5月公開を予定している映画「一遍上人」のロケの下見に2日高遠を訪れました。
秋原監督は、2009年に太宰治原作の斜陽、2010年にルパンの奇厳城を制作していて、今月24日には芥川龍之介原作の蜘蛛の糸が公開予定です。
近作は、長野県内でロケを行っていて、21作品目となる一遍上人も高遠の他、長野市内などが予定されています。
伊那市に縁がある監督に、映画招致により地域活性化をしようと取り組んでいる伊那谷フィルムコミッションがアプローチして、高遠ロケが実現しました。
映画「一遍上人」は、おどり念仏が民衆に受け入れられるまでの一遍上人の半生を描くもので、お笑いタレントのウド鈴木さんが主演します。
2日秋原監督は、フィルムコミッションのメンバーと高遠町の建福寺を訪れました。
建福寺の西門を鎌倉の関所に見立て、ロケを行う予定です。
秋原監督は、「人におどり念仏を伝えようと各地を行脚した一遍上人と映画をどう伝えるかを考えている自分と重なる部分があった」と話しています。
建福寺のロケは、11月7日に行われる予定で、100人ほどのエキストラ出演を一般に呼び掛ける計画です。
映画は、来年5月公開予定です。