人間力向上 決意新た
ボーイスカウト第一団30周年記念式典
日本ボーイスカウト長野県連盟箕輪第一団(吉崎進団委員長)の創立30周年記念式典が23日、箕輪町の松島コミュニティセンターであった=写真。団員や連盟関係者ら約100人が出席し、歴史の重みを再認識して、新たな出発を誓った。
吉崎団委員長はあいさつで、1976(昭和51)年に37人の団員で一歩を踏み出した発足当時からの歩みをたどり、「現代は自然が子どもたちから遠ざかり、親子のきずなさえも薄れてきている。自然をキャンバスにし、確かな人間力を身に付け、幸せな人生を送ってほしい」と団員らに呼びかけた。
第一団は現在、5隊(リーダー16人)54人で活動。記念事業として、発足20年から10年間の活動を記した記念誌「あゆみIII」を発刊し、年内には「ながた荘」入口にサルスベリとシャラの木を植樹する。
式では、7年以上にわたって団の活動に尽力したリーダーや指導者10人の功労者も表彰。2部では、樹木医の唐沢清さん(72)=沢=が「樹を診る」と題して講演した。