AFS高校留学生歓迎会
原発事故などで半年遅れで来日
高校生の留学を進めているAFS長野南信支部は、8月から伊那谷で留学している外国人高校生の歓迎会を11日伊那市東春近の春近郷ふれ愛館で開きました。
震災の影響で、予定より半年遅れで、3人の留学生が伊那谷を訪れました。
マレーシアのティンさん、フランスのバティスト君、ドイツのブーカさんの3人です。
ホームステイしながらティンさんは、伊那北高校に、バティスト君は、伊那弥生ヶ丘高校に、ブーカさんは、飯田風越高校で学んでいます。
歓迎会は、ホストファミリーや、活動を支える支援者が、それぞれ手作り料理を持ち寄り、食事をしながら交流を深めていました。
フランスから来たバティスト君は、「人のことを思いやる日本人の精神がすばらしい。今回の原発事故で日本から出る外国人もいるが、あえて日本に来たかった」と話しています。
ティンさんとバティスト君は、来年2月まで、
ブーカさんは、来年の7月まで滞在し、伊那谷の文化や風土に親しみます。
AFS長野南信支部の半澤貴子さんは、「不安を乗り越えて日本にやってきてくれた子どもたちに、中身の濃い留学生活を送ってもらいたい」と話していました。
また、AFSの体験は、留学生だけでなく、受け入れる側も有意義だとして、留学生を受け入れるホストファミリーを今後も広く募っていきたいとしています。