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縄文土器の野焼き

飯島中央公民館

縄文土器の野焼き

素朴で味わいのある縄文土器に焼き上げようと、飯島町中央公民館の「縄文土器にチャレンジ講座」は22日、与田切公園の作業道で野焼きをした。
 同講座は大沢町教育長を講師に、小学生から高齢者まで幅広い年代層の13人が参加。7、10月の2回の講座で、手回しろくろを使って、波状の口縁がある「深鉢形土器」や、ランプの火を点したとされる「蛇体文装飾付釣手土器」、大かめなど縄目模様が特徴の縄文土器に模して20個を制作した。
 成形し、自然乾燥させた土器を中央に固めて、周りにまきを積んで点火。火は勢いよく燃え上がり、参加者は「熱い、熱い」と言いながらも、縄文人の暮らしに思いを馳せ、まきをくべ、火をつくろっていた。
 途中、おきだけにして、じんわりと焼くなどして、約7時間で色良く焼き上げた。
 深皿型の土器に挑戦した寺岡正隆さん(66、七久保)は「どんなふうに焼けるのか、焼き上がりが楽しみ」と話していた。
 完成した土器は29、30日、町文化館で開く「いいちゃん文化祭」に展示する。

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