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伊那西部保育園存続を願う会が市と協議

伊那西部保育園存続を願う会が市と協議

 来年度の入園希望者数が30人に満たない場合、休園とする方針が示されている、伊那市の伊那西部保育園について、保護者らでつくる存続を願う会は、14日夜、伊那市の子育て支援課と協議を行いました。 
 14日夜は、伊那西部保育園の存続を願う会のメンバーなど10人ほどが、ますみヶ丘公民館に集まり、伊那市の子育て支援課あてに提出していた公開質問状を元に協議を行いました。協議は、今回で2回目になります。
 伊那西部保育園は、今年1月に、入園希望者数が定員60人の半分の30人に満たない場合、来年度から休園とする方針が市から示されました。
 今年度の西部保育園の園児数は、年中7人、年長11人の、合わせて18人、今年度新たに入園した園児はいませんでした。
 伊那市では、休園が5年間続いた場合、廃園とする方針です。
 昨夜の協議では、「西部保育園は、西部地区唯一の保育園であり、それがなくなるとコミュニティの崩壊につながるのではないか」「障害のある子どもの受け入れなどで少人数ならではの保育が行えている」「来年度から休園という方針は急すぎる。もう少し暫定期間を設けて欲しい」といった意見が出されていました。
 伊那市子育て支援課の山口俊樹課長は、「すこやかな育ちの保育を行ううえでも、財政的な面でも30人は必要なので、ご理解いただきたい。」と答えていました。
 伊那西部保育園の存続を願う会では、今後、来年度の園児数30人を確保できるよう活動していくということです。
 伊那西部保育園の入園説明会は10月18日、入園申請の受付は11月を予定しています。
 伊那市では、その希望者の数を見て、12月には、休園にするかどうか決定したいとしています。

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