初参戦ローメンズクラブ 入賞ならず
中日本・東海B1グランプリ
愛知県豊川市で24日から開かれたB級ご当地グルメの祭典「中日本・東海B1グランプリ」に、伊那ローメンズクラブが初参戦し、2日間で7600食を販売したものの、入賞は逃しました。
B1グランプリは、ご当地グルメを活用して地域を元気にしていこうと開かれているイベントで、中日本・東海大会が開かれるのは今回が初めてです。
大会には、中部地区の5県から19団体、ゲストとして地区外から3団体の合計22団体が参加し、食を通じて地元のPR合戦を繰り広げました。
伊那市の飲食店や市民ボランティアでつくる伊那ローメンズクラブは、今年夏にB1グランプリの出場資格となる愛Bリーグ正会員となり、今回初参戦しました。
ローメンズクラブは、会場となった豊川市野球場の入口付近のブースが割り当てられ、会場を訪れた人たちが匂いに誘われてローメンを買い求めていました。
また、作業手順を細かく分業したため、長い団体では1時間以上あった待ち時間を平均10分程度におさえ早い回転でローメンを提供していました。
開催地豊川市から訪れたという男性は「初めて食べました。今まで食べたことのない新しい感覚の食べ物でおいしい」と話していました。一方、地元から親子で訪れた女性は「少し味が寂しい気がする。もう少しピリ辛でも・・・」と物足りなさを訴えていました。
伊那市出身のナルミさんが所属するアイドルグループ「オトメ☆コーポレーション」も応援にかけつけ、10月に発売予定のローメンの歌で花を添えていました。
2日間の延べ入場者数はおよそ21万8千人で、ローメンズクラブは合計7千600食を売り上げ多くの人にローメンの味を周知していました。
訪れた人たちが使ったハシを投票して、その重さで順位を決めるグランプリの結果、残念ながらローメンズクラブは8位入賞とはなりませんでした。
唐木正也出展委員長は「正直ショックは隠せないが、ここからがスタート。ローメンの味は変えず、もう少しインパクトを出していきたい。これからまた研究だね」と今後について話していました。
正木金内衛会長は「もっと多くの人にローメンを味わってもらうためには、まだまだやらなければいけないことが沢山ある。全国大会に向けてさらにやる気が増した」と話していました。
優勝となるゴールドグランプリは三重県亀山市の「亀山みそ焼きうどん本舗」が受賞し、1位から4位までを三重県勢が独占する結果となりました。
伊那ローメンズクラブでは、11月12日から兵庫県姫路市で開かれるB1グランプリ全国大会に向け、味や呼び込みの方法などを工夫していきたいとしています。