振り込め詐欺防止 緊急対策会議
伊那警察署は、振り込め詐欺防止のための緊急対策会議を27日、開きました。
伊那署では振り込め詐欺撲滅のため金融機関の防犯事務担当者を対象に今年初めて緊急対策会議を開きました。
会議には、伊那署管内の6つの金融機関の担当者28人が参加しました。
会議では、振り込め詐欺被害の現状が報告されました。
それによりますと、長那県内では今年1月から8月末現在までに66件およそ9,000万円の被害が出ています。
前の年に比べると29件、およそ5,000万円増となっています。
伊那署管内では今年1月から9月26日までに3件、およそ330万円の被害が出ています。
いずれも、息子を名乗る電話で60歳以上の人が被害にあいました。
こうしたことから、伊那署では、金融機関の担当者に、危機意識をもってもらい手口をしっかり覚えてもらいたいと呼びかけていました。
また、被害にあった人の多くは振り込み先名義がカタカナということで、そうした場合は警察に連絡してほしいと行員に話していました。
伊那署では、振り込め詐欺撲滅に向け今後も年金支給日のATM警戒や高齢者を対象とした出前講座などを行っていく計画です。