地球温暖化対策計画策定委 発足
今年度中の策定目指す
伊那市内から排出される二酸化炭素を削減するための計画を策定する伊那市地球温暖化対策実行計画策定委員会が、29日発足しました。
29日は、有識者や事業所・市民団体の代表など10人が委員に委嘱されました。
伊那市地球温暖化対策実行計画策定委員会は、伊那市の環境審議会の専門部会として位置づけられています。
委員長には県地球温暖化防止活動推進員の稲辺謙次郎さんが選ばれました。
稲辺委員長は「温暖化対策の道筋を立てられるようにしたい」と挨拶しました。
委員会では、削減目標の検討や、具体的な取り組みなどについて検討します。
実行計画の期間は、伊那市環境基本計画の修了年度にあわせて、2018年度までの7年間とします。
削減の基準年度は、京都議定書に準じて、1990年とし、温室効果ガスのうち二酸化炭素を対象とします。
伊那市の2008年度の二酸化炭素の排出量は52万7800二酸化炭素トンで、1990年度と比較すると10.8%増加しています。
産業別では、1990年度と比べ、製造業では、8.6%減少している一方で、チェーン店やスーパーといった民生業務部門で5.8%増加、運輸部門で3.6%増加しています。
委員会は、全4回の会合を予定していて、1月中に計画の素案をまとめる予定です。
素案は、伊那市環境審議会と環境基本計画推進委員会に示され、年度中の策定を目指します。