上下水道料金業務 民間委託
伊那市上下水道料金センター開所
伊那市は、上下水道料金に関する窓口業務を、3日から、民間委託しました。
3日は、関係者およそ40人が出席し、市役所1階に設置された、伊那市上下水道料金センターの開所式が行われました。
式の中で、伊那市の白鳥孝市長は「公営企業として、水道事業を行ってきたが、下水道投資による、累積赤字をかかえている。
平成37年度の赤字解消を目指し市職員と連携を密にし、事業を進めてほしい」と挨拶しました。
窓口業務を委託された、東京に本社のある、株式会社ジェネッツの深澤貴社長は「責任の重大さを感じている。これまでのノウハウを生かし収納率向上を目指したい」と話していました。
契約期間は、平成28年9月末までの5年間で、委託料は、5年で2億8千8百万円あまりです。
委託に伴い、窓口開設時間は、午前8時から午後6時30分までと、これまでより1時間あまり延長され、土曜日も開設されます。
また、平成25年度からは、毎月の支払いをクレジットカードで行えるシステムの導入を計画しています。
委託による効果として、市は、職員9人を減らし、年間700万円の経費削減を見込んでいます。
また、収納率は、平成22年度では、水道料が98・3%、下水道使用料が97・1%でしたが、これを、平成23・24年度は、98・5%以上、平成25年度は99%以上を目指すとしています。