伊那中央病院で助産師外来始まる
伊那市の伊那中央病院で、妊婦健診を助産師が担当する助産師外来が6日、始まりました。
助産師外来は、妊婦が安心して楽しく妊娠、出産、育児が出来るように、助産師が健診と保健指導を行うものです。
初日は、妊婦一人が健診を受けていました。
助産師外来開設の目的は、妊婦への適切な定期健診と保健指導の実施、外来から入院・出産への継続看護の実践、助産師のスキルアップ、医師の業務軽減です。
近隣では信州大学医学部付属病院や諏訪赤十字病院、飯田市立病院などですでに行われています。
受診の対象は、妊娠34週から36週で妊娠経過に異常がなく医師が許可した妊婦で、全員が1回受診します。
担当する助産師は経験4年目以上の6人で、超音波検査や保健指導、妊娠・出産についての確認や相談などを行います。
予約制で1日6人の健診を行う計画ですが、当面は1日2人程度ということです。
健診を受けた伊那市の32歳の女性は、「話ができる機会があるのはうれしい。不安なことが聞けてよかった」と話していました。
伊那中央病院では、来年度には担当助産師の数を増やして対応していきたいとしています。