伊那市・箕輪町から技能五輪全国大会へ
菓匠Shimizu 圃中さん・赤羽鉄工 川添さん
次世代のものづくりを担う技能者がその腕を競う「技能五輪全国大会」の長野県選手団がこのほど発表されました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、2事業所から2人が出場します。
伊那市の菓匠Shimizuで働く圃中智穂さん22歳。圃中さんは木曽高校を卒業後、2年間愛知県の専門学校に通い、現在の仕事に就きました。
圃中さんはアメ細工やマジパン細工、ケーキを作る洋菓子製造の部門に出場します。
仕事が終わった後、先輩に教わりながら大会に向け練習をしているということです。
圃中さんは「普段やらないアメ細工が課題。先輩に教わりながら作り方を勉強しています。大会で学んだ技術や経験を持ち帰り、お客さんによりよいサービスが提供できるようにしたいです」と話していました。
箕輪町の赤羽鉄工(株)に勤務する川添宏平さん20歳。川添さんは箕輪工業高校在学中に溶接に興味を持ち、現在の仕事に就きました。
技能五輪では、図面通りに正確にものを作れるかを競う構造物鉄工の部門に出場します。
毎日仕事が終わったあと1時間ほど練習をしているということです。
川添さんは「2ミリのズレで図面通りにはいかなくなってしまう。目標は上位を狙うことだけど、まずは自分なりに正確に完成させることを目標にしたい」と話していました。
長野県や職業能力開発協会では、来年長野県で開かれる技能五輪全国大会に向けて技能者の育成をしていて、今年は去年より13職種多い31職種に選手が出場します。
長野県職業能力開発協会では「多くの企業に挑戦してもらい、技能五輪をきっかけに今までやったことのない技術を高めてもらいたい」と話しています。
技能五輪全国大会は12月16日から静岡県などで開催されます。