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2311/(土)

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高遠町で大奥絵島の法要

祭りの名変われど しのぶ心変わらず

 高遠町的場の蓮華寺で23日、江戸時代の疑獄事件で高遠に遠流された大奥女中の絵島の法要が営まれた。
 伊東義人町長をはじめ、絵島のゆかりの地である長谷村、東京都三宅村などから約70人が出席し、本堂での法要後、絵島の墓に献花をして、めい福を祈った。
 絵島は徳川6代将軍家宣の側妻、月光院に仕えた大年寄。絵島が34歳の1714(正徳4)年1月、月光院の代理で家宣の墓参りをした際に、恋相手といわれる歌舞伎役者の生島新五郎の芝居見学をして城の門限に遅れ、「公務をおろそかにした」と高遠の遠流の刑が下された。
 その後、1741(寛保元)年、4月に没するまでの約30年間、屋敷の中に囲まれたまま生涯を過ごし、遺言によって日蓮宗の同寺に葬られた。
 法要は、町が一昨年まで開いていた「絵島まつり」に併せて行ない、昨年から祭りは「高遠城下まつり」と名称を変更したが、引き続き、祭りに先立って営まれている。

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