伊那市出身 呉本俊松さん作品展
はら美術で18日まで
伊那市出身の現代美術作家、呉本 俊松さんの作品展が、伊那市のはら美術で開かれています。
呉本さんがはら美術で作品展を開くのは2002年以来2回目です。
呉本さんは伊那市に生まれ、小学校高学年までを伊那市で過ごしました。現在は大阪府に住んでいます。
今回は近作60点ほどを出品しています。
油絵を中心に制作していましたが、5年ほど前から、人物の彫刻作品を多く手がけています。
呉本さんは、1980年にジャパン・エンバ美術コンクールで大賞を受賞、日本国際美術展でも兵庫県立近代美術館賞を受賞しているほか、海外で個展を開くなど広く活動をしています。
彫刻は、モデリングペーストと呼ばれる固まる樹脂素材を使って形を作り、削って作ります。
人形の表情は、ためらいを持ち、思ったように行かない状態を表しているということですが、どことなくユーモアも感じられます。
今回の作品展にあわせ、呉本さんが住んでいた当時の伊那の風景を表現した木版画6点も展示されています。
この呉本俊松さんの作品展は、18日(火)まで、伊那市のはら美術で開かれています。