雅楽とイルミネーション競演
ピアニスト平澤真希さんも出演
イルミネーションフェスティバル開催中の南箕輪村大芝高原で、16日に世界最古のオーケストラといわれる雅楽の演奏会がありました。
きらびやかなイルミネーションの光に包まれた高原に古式ゆかしい雅楽の音色が響いていました。
この演奏会を開いたのは、上伊那地域の神職らで組織されている伊那雅楽会で、神社の祭典での演奏や去年からは介護施設の慰問も行なっています。
暗闇にきらめくイルミネーションの光の中、古典楽曲のほか、ポップスなども演奏され、公園を訪れた多くの人が足を止め、幽玄で幻想的な響きに耳を傾けていました。
演奏の途中には、中学生の巫女による浦安の舞もあり、観客からは拍手が送られていました。
伊那市出身のピアニスト、平澤真希さんは、タイやラオスに伝わる民族楽器ケーンでゲスト参加しました。
ケーンは、吹いても吸っても音が出る楽器で、雅楽で使う笙の原型といわれています。
伊那雅楽会では、「社会貢献活動の一環。イルミネーションの明かりの中で日本の伝統にも親しんでもらえたと思う」と話していました。