伊那高女題材 後藤監督映画「いのちありて」完成
伊那弥生ヶ丘高校生徒が鑑賞
飯島町在住の映画監督、後藤俊夫さんが手掛けた、伊那弥生ヶ丘高校の前身、伊那高等女学校の学徒動員を題材にしたドキュメンタリー映画が完成しました。
20日、伊那弥生ヶ丘高校の人権平和学習として、伊那文化会館で映画が初めて上映されました。
作品は「いのちありて 伊那高女 学徒勤労動員の記録」です。
弥生ヶ丘高校の前身、伊那高等女学校の学徒勤労動員を題材にしています。
伊那高等女学校の第33回生は、昭和19年に学徒動員で名古屋市の航空機製造工場で働き、空襲で生徒1人が死亡しました。
映画は、第33回生がつづった文集「いのちありて」を基に、証言や現在の高校の様子などでまとめられていて、弥生ヶ丘高校の生徒9人もナレーションや朗読で出演しています。
映画は同日朝完成したばかりということで、上映後、後藤監督と映画に出演した生徒は、作品について懇談していました。
映画「いのちありて」は11月末、DVDでの販売を予定しています。