夏の電力不足 売上に影響なし46.6%
あるしん 中小企業景気レポート
アルプス中央信用金庫がまとめた中小企業景気レポートによりますと、今年の夏の電力不足は売上に影響ないと答えた企業が全体の46.6%だったことがわかりました。
景気レポートは「あるしん」が4半期に1度発表しているもので今期7月から9月までの3か月間は、特別調査として、電力不足に伴う中小企業への影響と対応についてまとめました。
それによりますと電力不足による売上高への影響は
「ない」が46.6%「どちらともいえない」が40.7%「減少要因」は10.3%でした。
また、電力不足を受けての対応については、「節電」が82.1%「クールビスの実施」が18.4%でした。
他に電力不足への有効な対策と考えるものについては、「太陽光、風力などの再生可能エネルギーの導入」が75.8%「原子力発電の安定的な再稼働」
が30%となっています。
この他今期の業況については、良かったとする企業が15.5%悪かったとする企業が49%でした。
これによる業況判断指数はマイナス33・5で前期より15.6ポイント改善しています。
あるしんでは、景況感は依然として厳しい状況にあるものの、部品調達の立て直しや消費の緩やかな回復により業況は持ち直したとしています。