伊澤修二の縁で国際交流
ブリッジウォーター大学副学長らが高遠へ
旧高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた、伊澤修二の縁による国際交流会が21日夜、伊那市高遠町の仙醸蔵で開かれました。
高遠町を訪れたのは、アメリカ・ボストンにあるブリッジウォーター州立大学のフレッド・クラーク副学長ら4人です。
この日は、伊澤修二の生前からある、株式会社仙醸の旧酒蔵で交流会が開かれ、およそ50人が参加しました。
ブリッジウォーター州立大学は伊澤修二の留学先で、伊那市の市民グループ「伊澤修二を学ぶ会」は3年前に大学を訪れるなど大学と親交を深めています。
今回は、大学教授らが伊澤修二記念音楽祭に合わせて来日したことから交流会を企画しました。
会では、仙醸の黒河内貴社長が英語で酒蔵の紹介をしました。
また、交流の中心で東洋史の研究をしているウィンカイ・トゥ教授が、日本とアメリカの交流の歴史について説明していました。
参加した人たちは、歴史ある酒蔵の中、英語で交流を深めていました。
フレッド・クラーク上席副学長は「伊那市を訪れる事はとても特別な事。ぜひ伊那市のみなさんも大学に来てもらいたい」と話していました。
学ぶ会の米山喜雄代表は「もし交流がこの先も長く続いていくなら、子ども達が行き来できるような環境を作っていきたい」と話していました。
学ぶ会では、ブリッジウォーター大学を訪問するなど今後も交流を深めていきたいとしています