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断水想定の災害応急給水訓練

断水想定の災害応急給水訓練

 上伊那地域に大型の地震が発生し断水したとの想定で26日、伊那市水道事業協同組合と伊那市の合同による災害応急給水訓練が行われました。
 訓練では、伊那市から給水の要請を受けた組合加盟の企業が指定された配水池に集まりました。
 これは、平成18年度に締結された「災害時における応急対策に関する協定」にもとづき初めて行われたものです。
 協定では地震などによる断水時に組合に加盟している水道事業者が給水作業や水道の復旧にあたることなどが決められています。
 26日は、組合に加盟している市内の水道事業社31社がエリア分けしている市内5か所の配水池などに集まり給水タンクに水を補給していました。
 配水池には、災害時に水を運べるように500リットルの水が入る給水タンクが複数用意されています。
 タンクに水を積んだ車は、給水場所として指定された、市役所駐車場に集まりポリタンクに水を移しかえていました。
 訓練を終えた参加者からは、「地震の時などは、道路が通れないこともあるので配水池にたどりつくまで数本のルートを把握しておかなければならない」
「飲み水なのでタンクを常に清潔にしておく必要がある」といった声があがっていました。
 市と組合では継続的に訓練を行い災害時に対応できる体制を整えたいとしています。

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