伊那市荒井室町のタイムカプセル掘り起こし
10年前の県道の拡幅工事に合わせて伊那市荒井室町に埋められていたタイムカプセルが29日、掘り起こされました。
タイムカプセルの掘り起こし作業が行われたのは、10年前に造成された室町ミニパークの一角です。
ミニパークは、平成13年にJR伊那市駅から南箕輪村沢尻方面へ伸びる県道の拡幅工事に合わせて造成されました。
地域住民で作る「室町ミニパークを育てる会」が草取りや花壇の整備を行なっていて、この日は会のメンバーがタイムカプセルを掘り起こしました。
タイムカプセルには、当時の会のメンバーや地区の子ども達が、写真や自分で書いた絵、ビデオレターなど思い出の品を入れました。
穴の中からタイムカプセルが姿を現すと、メンバーが入っていた思い出の品を取り出し、中身を確認していました。
ある男性は自分の思い出の品を取り出し「孫が書いてくれた絵を入れました。当時小さかった孫も今では高校生。懐かしいこの絵をぜひ見せてあげたい」と話していました。
北原作男会長は「たまて箱を開けるような気持ちで掘り出した。今では普通に通っているこの道も10年前は細い道だったと思うと10年前というのは懐かしいものだと感じた」と話していました。
今回掘り出したタイムカプセルの中身は11月5日から開かれる地区の文化祭で展示するということです。