伊那市 一泊で避難所開設・運営管理初訓練
伊那市は、地震の発生を想定した避難所の開設と運営管理をする初めての訓練を、春富中学校体育館で28日夜から29日朝までの一泊の日程で行いました。
訓練には市職員と市民およそ50人が参加しました。
震度5の地震が発生し、停電と断水になっているとの想定で、28日夜、職員が春富中学校の体育館に集まり避難所を開設しました。
発電機により投光機で明かりを確保し、避難してくる住民を受け入れて、毛布を配ったり、非常食を用意するなどしていました。
市には避難所開設のマニュアルがありますが実践は初めてで、職員は役割分担をして訓練にあたっていました。
反省会では、住民から「受付で住所、氏名のほかに特技や職種などを書く欄があると避難所運営に役立つと思う」などの意見が出ていました。
夜は職員と住民あわせて21人が避難所に泊まり、朝を迎えました。
伊那市では、今回の訓練で明らかになった課題や住民の意見をマニュアルに反映させていくということです。