初の研修で理解深める
上伊那リハビリテーション連絡協議会
上伊那リハビリテーション連絡協議会の初の研修会が5日、伊那合同庁舎で開かれ、事例発表などが行われました。
上伊那リハビリテーション連絡協議会は、機能の違う地域の病院同士が連携を高め、効率的で効果的なリハビリを地域で行なっていこうと発足したものです。
知識・技術の向上や、職種・機関を越えた連携強化、情報共有などを目的に、研修や地域リハビリの体制検討を行なっていきます。
今回が初めてとなる研修会には、医療従事者や行政の福祉関係者など、およそ100人が出席しました。
この日は上伊那の公立3病院に箕輪町の上伊那医療生協病院を加えた4病院から事例発表がありました。
生協病院は、ある患者に対し、達成可能な課題を提案することで、張りのある生活を送ってもらいながら回復をはかることができたと発表しました。
また伊那中央病院は、左半身が麻痺した患者に対し、左側に壁や手すりを置き歩行のリハビリをしたところ症状が改善してきたとの事例が報告されました。
発表に対して参加者からは質問があがり、お互いの仕事について理解を深めていました。
協議会の本田哲三代表は「知識を深め、連携を高めることで、最終的には自宅で介護ができる環境を作っていきたい。地域リハビリのモデル事業になるよう進めていきたい」と話していました。
協議会では、今後も研修会などを行い地域のリハビリの質を高めていきたとしています。