唐澤浩さんが高遠中で講演
「可能性は、自分が立ち上がるところから始まる」
脳性麻痺により、車椅子生活をしている伊那市のフリーライター、唐澤浩さんが、11日高遠中学校で講演しました。
講演は、人権同和教育講座も兼ねていて、中学生のほか、保護者や地域住民らも聞きました。
唐澤さんは、自身の体験に基づき、地域での生活や日々感じていることなどを車椅子の視点から文書を書き、母の久子さんが代読しました。
「体に障害があった江戸時代の国学者塙保己一やアメリカの教育家で社会福祉事業家のヘレンケラーを例にあげ、体の障害を理由に甘えられない。もっともっと努力しなければいけない。可能性は、自分が立ち上がるところから始まる」との唐澤さんの文書を読み上げました。
生徒からは、「東日本大震災で被災した人たちと心を一つにして立ち上がらなければいけないと感じた」「人と人が力をあわせて生きていく大切さをあらためて感じた」などの感想が聞かれました。